~品質を考える~佐瀬 昭
一般に、「品質」という言葉は高精度や高信頼性と同等に生産物の良さという狭義の意味で使われることが多い。しかし、「品質」は顧客の要求と提供する商品・サービスの価値の一致度を示すもので、業務全般に適用できる概念である。したがって「品質」を業務の中心に据えることで、顧客の獲得と維持、担当者のモラールアップ、組織の活性化、生産プロセス、そして必要な資金に関して網羅的に管理するための企業文化を創造することができる。
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一般に、「品質」という言葉は高精度や高信頼性と同等に生産物の良さという狭義の意味で使われることが多い。しかし、「品質」は顧客の要求と提供する商品・サービスの価値の一致度を示すもので、業務全般に適用できる概念である。したがって「品質」を業務の中心に据えることで、顧客の獲得と維持、担当者のモラールアップ、組織の活性化、生産プロセス、そして必要な資金に関して網羅的に管理するための企業文化を創造することができる。
退職前にある先輩から「江戸幕府は凡庸な将軍を優秀な補佐役が支える体制であったから長持ちした。現代でも大企業では、優秀な役員群が社長を支える構造の会社は上手く行く。一方中小企業では、社長が陣頭指揮を取らなければ成り立たない」と聞いていた。そこで、中小企業への何らかのお手伝いが出来ればいいと考え「技術経営士の会(STAMP)」に所属すると共に個人事務所を開設した。特にSTAMPのミッションである「経営者の幕賓となり経営をサポートする」ことに共鳴した次第である。