日本の研究開発「まとめ」
技術経営士の会では、2021年度を通して「日本の研究開発」と題し、日本における研究開発の状況、問題点、進むべき方向について議論を重ねてきた。その成果は既に、本技術経営士ジャーナルに9回に渡って連載してきたとおりである。 本稿ではこれらの提言をとりまとめ、総括的なまとめを試みることとする。
技術経営士の会では、2021年度を通して「日本の研究開発」と題し、日本における研究開発の状況、問題点、進むべき方向について議論を重ねてきた。その成果は既に、本技術経営士ジャーナルに9回に渡って連載してきたとおりである。 本稿ではこれらの提言をとりまとめ、総括的なまとめを試みることとする。
今日、世界の宇宙開発・利用の変化・進化は著しく、人類・社会にもたらす価値と影響が拡大している。世界70カ国が宇宙機関(または相当部局)を持ち政策・活動を進めるなかで、日本は、米国・中国が競う(縦長の)先頭集団の中を欧州・ロシア・インドと共に走っている。
本年度の技術経営士ジャーナル特集テーマ「日本の研究開発のあり方」執筆に当たり、何処に(誰に)向けて提言すべきかと悩んだが、STAMPが支援すべき中小企業の経営者の皆さんに元気を出してもらえるように、今なお残る日本の強みをベースに企業活性化への提言を考えてみた。
産学連携は、企業の研究開発にとって不可欠の有効な活動手段である。東北大学と連携講座などを含む産学連携を長年続けることで大学発の新しい技術を仕込むと同時に大学から優秀な人材が供給された。
日本の研究開発が危機的な状況にあると、多くのメディアが指摘している。ここではこの“危機的状況”の責任の一端を感じつつ、改善するとしたらこういう点も議論のポイントではないかという点について考察する。
鉄道は、英国での発祥に40年遅れて明治初期の日本へ技術導入された。新橋から横浜間が1872年に開業し、以降富国強兵を目指す明治政府の産業インフラの柱として全国へ路線網が広がった。
これからの日本社会を考えたとき、私は「富士山型」の研究開発が目指すべき姿だと考える。では「富士山型」の研究開発体制とは何か。
本稿では、筆者が第一製薬および第一三共で自ら直接あるいは間接的に係わり、特に記憶に残る二つ具体例について反省を込めて紹介するに止める。なお、本稿では病気の成り立ちや病気の人種差、そしてコロナワクチンについても紹介するので、会員諸氏の健康にお役に立てれば、と考えました。
2050年までに化石燃料ゼロを目指す事が宣言された。ここで2050年に向けて解決すべき課題について検証する。
本稿では、これまでの変化を振り返りながら、来るべき時代にあわせたイノベーションならびに人材育成のあり方について議論する。