技術経営士ジャーナル
知見の囲炉裏端

エッセイ諸々

技術経営士の会(STAMP)による中小企業支援の実例紹介~株式会社セラテックエンジニアリング~

技術経営士の会(STAMP)では、創立以来、企業支援活動として、特に中小企業の支援を重点的に進めて来ましたが、その中で、スポットアドバイザリーボードにおける出逢いを出発点として、会員有志の積極的な活動により、相手企業の事業が大きく進展し、社長から都度、感謝の意が伝えられて来た例を、技術経営士の会の中小企業支援成功事例のひとつとしてご紹介します。

続きを読む

コロナ禍での大学講義

私が千葉大の工学系大学院で授業を持つようになって今年で5年目になります。担当しているのは「技術完成力」という名前の授業で、これから技術者として社会に出ていく学生に、企業などの事業体における様々な事業活動、特に新事業とか新製品の開発のようなイノベーションプロセスにおける技術の役割を概観して、その役割を果たすための実践的な方法論(進め方)を学んでもらうことを目的にしています。

続きを読む

【囲炉裏端 特別編】新型コロナウイルス観戦闘病日記

技術経営士として、「技術経営士の会」創設初期より、活躍している上田新次郎氏が、2021年4月、新型コロナウイルスに感染した。一時は、生死をさまようほどの重篤な状態に陥ったという。今回は、編集部が、同氏にインタビューを行い、その壮絶な模様をまとめた。あわせて、コロナ罹患から見えてきた提言についても、お届けしたい。

続きを読む

日本は『デジタルゆでガエル』

最近、「デジタル庁」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」といった言葉が注目され、日本社会のデジタル化が改めて議論になり始めた。すでに日常生活も職場もパソコン、スマホ、地デジのテレビなどデジタル機器であふれているのに、「5G」などその最新化が言われるならともかく、なぜ、いまさらデジタル化自体が問われなければならないのか。

続きを読む

コンサルタントによる裏話 中野 耕作

退職前にある先輩から「江戸幕府は凡庸な将軍を優秀な補佐役が支える体制であったから長持ちした。現代でも大企業では、優秀な役員群が社長を支える構造の会社は上手く行く。一方中小企業では、社長が陣頭指揮を取らなければ成り立たない」と聞いていた。そこで、中小企業への何らかのお手伝いが出来ればいいと考え「技術経営士の会(STAMP)」に所属すると共に個人事務所を開設した。特にSTAMPのミッションである「経営者の幕賓となり経営をサポートする」ことに共鳴した次第である。

続きを読む